WORKS
- DATA
- 用途 / 共同住宅
竣工日 / 2020.2
所在地 / 大阪市北区
延べ面積 / ノース棟 8,182㎡ サウス棟 5,411㎡
構造+階数 / ノース棟 RC+S+17 サウス棟 RC+S+16
AWARD 第34回大阪市ハウジングデザイン賞
本計画は、狭小道路を挟み不整形な両側2敷地での一体開発、という厳しい用地条件を最大限に活かすことが求められた。2棟の配棟計画、プランニングの最適解の提示だけに留まらず、安全安心の都市環境形成のために、歩行空間やプレイロットの創出、周辺の緑とのネットワークの創出にも積極的に取り組んでいる。また、同事業主による隣地結婚式場計画と連携し、歩行空間の連続のために敷地境界線間の塀を一部取り払うなど、“歩きたい街並み”づくりに寄与できるよう事業主と一丸となり都市環境形成に取り組んだ。
建物デザインは、2つのエリアの境界に位置づけられる立地と、2棟の出で立ちから着想した「GATE」をコンセプトとし調和を図った。外壁は風合いと素材感を大切にした45二丁掛けタイルや石調吹付材を主に採用し、レトロモダンな「邸宅」のイメージで、上質・重厚といったブランドイメージを表現した。ラウンジは、石材を中心としたモダンな印象としたサウス棟に対し、ノース棟は対称的に木質の温かみが感じられるデザインで、各棟の個性を出しながら統一感が感じられるデザインを目指した。