WORKS
- DATA
- 用途 / 事務所
竣工日 / 2017.1
所在地 / 大阪市中央区
延べ面積 / 1,193㎡
構造+階数 / S+6
大阪の商業の中心地、御堂筋・長堀通の交差点から程近い場所に計画地は位置する。クロスウイング南船場は、1階をショップとした6階建てのオフィスビルである。
街路樹や公園等の緑が少ない街の現状を踏まえ、建築によって内外に緑のベールを創出し街に潤いをもたらすことを主題とした。
道路面のメインファサードをLow-eガラスカーテンウォールとし、さらにその外側に垂直のガラスルーバーを設置することで室内への採光を確保しながら、西日に対する日射熱の軽減、直射光の拡散及び、周囲からの視線の制御を図った。
ガラスルーバーは各階ごとにずらして市松配置とすることで光や景色を多角的に反射させ、表情に奥行を持たせることで、ガラス細工のように繊細で洗練された印象を持たせることとした。
この他、低層部には高木を配置して緑の基壇を構成し、階段やバルコニーの手摺、設備目隠しフェンス等の建築壁面やスカイテラスを積極的に緑化することで、街に対して立体的な緑の展開を図っている。