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県都・那覇市の玄関口に位置し、沖縄らしい顔づくり・ゆとりある空間形成を目指したホテルである。総合設計制度活用による公開空地には沖縄の植栽を多用し、木陰の滞留空間を形成している。建物低層部には、「琉球石灰岩」や「花ブロック」など沖縄ならではの素材やモチーフを使い、沖縄家屋の伝統的な玄関づくりである「ヒンプン」をイメージしたアプローチ空間で、お客様を迎い入れる設えを創出する。建物ファサードは、沖縄の強い日射を遮るための庇や袖壁をデザインコードとし、軒庇・縦マリオンを外壁にまとうことで沖縄らしい奥行と陰影を生成し、ランダムな配置により有機的で豊かな印象を与える。